巴里祭 Revolution francaise

パリ祭は、フランスでは「キャトルズ・ジュイエ(仏語:7月14日の意)」といわれる1789年7月14日のフランス革命により絶対君主制の支配が終わり市民中心の共和制になったことを祝う日です。フランス国籍をもつ人々は宗教の違いがあろうと心を一つにする日なのです。

  

フランス大統領の出席のもとフランス軍の軍事パレードと消防隊のパレードは朝の10時頃から行われます。シャンゼリゼ通りの見物には7時には場所取りが必要と言われています。10時ころになると見物人は6列ぐらいになります。EU加盟27か国の兵士も参加する軍事パレードがシャンゼリゼ通りを行進します。観客たちは、行進が目の前を通るたびに拍手をします。人気のある部隊にはひときわ大きな拍手がおきます。

    

    

空では空軍の戦闘機とヘリコプターによる祝賀飛行が行われます。

コンコルド広場(Place de la Concorde)はパリの中心部、チュイルリー公園とシャンゼリゼ通りに挟まれて位置する。パリ祭当日”7月14日”は、シャンゼリゼ通り、コンコルド広場周辺は関係者以外立ち入り禁止となります。凱旋門からコンコルド広場までのシャンゼリーゼ大通りで整然とした軍隊の行進が行なわれます。
フランス革命の勃発により、名前が「革命広場」に改められました。フランス革命中にルイ16世やマリー・アントワネットの斬首が行われた刑場でもありました。1795年、現在の「コンコルド広場」という名前で呼ばれ始めました(公式名になったのは1830年)。広場の中心部には、エジプトのルクソール神殿から運んできたLuxor Obelisk(クレオパトラの針)が置かれています。

夜もまたエッフェル塔でたくさんの花火が打ち上げられるます。
今年はエッフェル塔120周年ということでとくににぎやかに行われたそうです。


 
 コンコルド広場          セーヌの水上バス

フランス革命

ルイ14世の治世に国家政策とはいえ、結果的に多くの芸術家や職人がしのぎを削りフランスの芸術(美術・工芸)は大きく開花した。
絢爛豪華なヴェルサイユ宮殿をたてルイ14世44歳のとき、ヴェルサイユに王宮を移した。国家の歳入は前王の治世の3倍になり、度重なる戦争の勝利ににより領土を拡大した。

17世紀末〜18世紀に最盛期を迎え、華やかな王朝文化が花開いたが、長く続いた王宮の贅沢三昧により国家財政の窮乏と市民の怒りをかい、18世紀ルイ16世の時代にフランス革命が勃発した。

フランス革命はブルボン朝による絶対君主制の支配 (アンシャン・レジーム) からフランスの社会を根底から変革させ、全ヨーロッパに影響を及ぼしたもので、一般に1789年7月14日の君主専制政治の象徴である政治犯を収容するバスティーユ監獄を民衆が襲撃したことより始まった。

 

国の財産を私有化し、贅沢三昧の生活を送っていたブルボン王家から民衆の人間と市民の権利獲得のため市民革命によって生まれたフランス第一共和政による立法議会では、立憲君主制を守ろうとする穏健勢力で平民の主張を理解できる聖職者や貴族を中心とする=フイヤン派(立憲君主派)と、国王の存在しない、共和制を主張する平民=ジロンド派(主戦派=穏健共和派)の2派が力を持った。

 国民公会 という議会が召集され主戦派のジロンド派が実権を握り情勢の変化や度重なる敗戦の中、国民公会の中でジロンド派は、力を弱め10月以降、議場の高い席に陣取る山岳派(モンターニュ派)といわれた反戦派=急進共和派(ジャコバン派)が主流をしめるようになった。

その後、ジャコバン派の過激な革命運動家ロベスピエール一派による恐怖政治、繰り返されるクーデター、そしてそれに伴う大量殺戮などによって混乱を極めたが、ロベスピエール一派の粛清によって沈静化し、ブルジョアジー勢力(聖職者や貴族等)が復権する。

1795年10月26日、国民公会が解散されて総裁政府が成立。

そして1799年11月9日のブリュメールのクーデターによってナポレオン・ボナパルトが執政政府を樹立し独裁権を掌握したことで終焉したとされる。 

 

革命によって生まれたフランス第一共和政は、ナポレオンによるフランス第一帝政の開始によって10年余りの短命に終わった。

ナポレオンの失脚後には革命によって崩壊したブルボン王朝が復活した(フランス復古王政)。

趣味の写真館へ
 ------------------------------------------------------------------------------------------------


フランス在住の友人達からパリ祭もにぎやかに終わりましたというメールをいただき、フランスは数度旅行しており、このHPの写真とあわせてフランス革命前後の歴史背景などをウィキペディアなどにそって旅してみました。

出典:ウィキペディア フリー百科事典 (フランス革命 他)
    lonely planetの自由旅行シティガイド パリ
    朝日ビジュアルシリーズ ルーブル美術館T